「銀河鉄道の夜」の夜の秘密、幻の四次稿とは?

真の「銀河鉄道の夜」

単なる物語としてではなく、宮沢賢治氏の意図することを意識して読むと震撼します。

「銀河鉄道の夜」は宮沢賢治氏の童話(大人を対象としない)の中でも、「宇宙」と「みんなのさいわい(幸せ)」について、早い時期から考えなさい」という、強烈なメッセージが根底にある作品です。

「宇宙」と「みんなのさいわい」、このふたつは大人にとっても難解であり、誰もが生きていく上では考えずにいられないテーマだと感じられます。

死期迫る宮沢賢治氏でさえも明確な答えを見出せなかった。

だから子どもたちにこの作品を託したのだと受け取りました。

「子どもたちが将来自分と同い年になる頃までには、少しでも自分より深いところまで到着していて欲しい。そうすれば世界はより良くなる」

そういう宮沢賢治氏の願いが伝わってきます。

そのような純粋な願いがなければ、作品内で子どもたちに自己犠牲の道を歩ませたり、神について論じさせたりしません。

なぜ(最終稿の)ラストシーンに、あのような態度の「カムパネルラの父」を登場させたのでしょうか?

あの事実を告げるのは「カムパネルラの父」でなくとも物語は締まるはずです。

それは「カムパネルラの父(著者である宮沢賢治氏)」が、「ジョバンニ(読者である子供たち)」へ向けて、宮沢賢治氏が辿り着いた「みんなのさいわい」に繋がる献身的な精神を示したいが為であると願います。

その真意の手掛かりが幻の「第四次稿」に潜んでいます。

しかしすべてを知っては悲しさしかありません。

文学は読み手がそれぞれに解釈して自由に心を豊かにできます。

哲学者たちが考える宇宙

宇宙について考えれば考えるほど、わからなくなりますが、すっきりした考え方もできます。宮沢賢治がそれを教えてくれたと同様に、それは世界中の哲学者も示しています。

こちらのコンテンツも合わせてご参照いただければと思います。

 

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