「ザ・スミス」(The Smiths)の名盤は選べない

「ザ・スミス」(The Smiths)の「どこがいいの?」と問われても、答えるのは難しく「唯一の音楽」だとしか言えません。

不況下のイギリスにおける若者の怒りを発散するような攻撃的な音楽ではなく、むしろ内傷的な音楽です。だから胸に響きます。

「ザ・スミス」(The Smiths)

1982年から1987年までイギリスのマンチェスターを中心に活動したUKロックバンドです。オリジナルアルバムは僅か4枚ですが、その他にも多くのコンピレーション盤などを発表しています。 ヴォーカル、ギター、ベース、ドラムのオーソドックスな古き良きバントです。無駄がないサウンドには深みがあり、詩もストレートに伝わってきます。

唯一無二のサウンド

1980年代のUKロックなのですが、サウンドは当時としても新しいロックでもなんでもなく、むしろ1960年代ではないかとも感じます。 それでも世界観と詩、モリッシー(Morrissey)の歌声とジョニー・マー(Johnny Marr)のギターが心地よいです。

Photo by: Morrissey-Alexander-Film.jpg(Caligvla at English WikipediaFile), Johnny Marr University of Salford 2012 crop.jpg(University of Salford Press Office derivative) work: Guanaco / Creative Commons Attribution 3.0

ジョニー・マーのギターは天才的です。コピーはできても、あのような美しいサウンドは誰も創れません。 そのサウンドは古き良きアメリカのバンド「ザ・バーズ」からの影響を受けてます。 「ザ・バーズ」については、こちら(ザ・バーズ(The Byrds)の名うての名曲と名盤~昨日よりも若く)のコンテンツをご参照いただければと思います。

オリジナルアルバムは名盤ばかり

「ザ・スミス」が発表したオリジナルアルバムは以下の四作のみです。 どれも名盤で外れはありません。一枚のアルバムとも一冊の本とも感じられます。

1984年 1st「ザ・スミス」(The Smiths)

1985年 2nd「ミート・イズ・マダー」(Meat Is Murder)

1986年 3rd「ザ・クイーンズ・イズ・デッド」(The Queen Is Dead)

1987年 4th「ストレンジウェイズ、ヒア・ウイ・カム」(Strangeways, Here We Come )

名編集盤「ラウダー・ザン・ボム」(Louder Than Bombs)

昔、音楽雑誌でベック(Beck)が「大好きな一枚」と挙げていました。 1987年に発表された名コンピレーション盤の「ラウダー・ザン・ボム」(Louder Than Bombs)です。最高です。

ベストアルバムではありませんが、ベストともしてもいいでしょう。超名盤です。 個人的に悲しいことやもやもやした気分のときに聴いています。聴いたところで元気になる訳ではありませんが、そういうときに心に染みるからです。

映画「イングランド・イズ・マイン モリッシー, はじまりの物語」

2019年に「ザ・スミス」の誕生についての映画が公開されました。 モリッシーの若き日の物語です。ジョニー・マーとの出会いなどを詳しく描かれています。青春映画ともいえます。割といい映画でした。

映画『イングランド・イズ・マイン モリッシー, はじまりの物語』予告編

引用: シネマトゥデイ 映画『イングランド・イズ・マイン モリッシー, はじまりの物語』予告編

名曲PV 「ジス・チャーミング・マン」(This Charming Man

最後に伝説のプロモーションビデオを紹介します。「ザ・スミス」の名曲の一つである「ジス・チャーミング・マン」(This Charming Man)」です。

The Smiths – This Charming Man (Official Music Video)

1980年初頭、MTVに毒されつつある音楽界において本当に伝説のプロモーションビデオです。歌詞、サウンド、ビジュアルが素敵すぎます。もうイントロからグッときます!

こんな素晴らしいバンドは誰も放ってはおけないのです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


上にスクロール