【雑学】本来の意味が危うい「不易流行」、松尾芭蕉の「蕉風俳諧」

「不易流行」をわかりやすく説明

松尾芭蕉の蕉風俳諧の理念の一つ、よくビジネス界での経営理念や志、座右の銘、教育の場などで用いられています。

英語では表現できない日本の精神だと感じます。

しかしなぜか、心做しではありますが、最近はコロナ禍のために「不易流行」はネガティブに聞こえてしまいます。

「不易流行」をわかりやすく説明したいと思います。

意味(四字熟語辞典)

不易流行(ふえきりゅうこう)

いつまでも変化しない本質的なものを忘れない中にも、新しく変化を重ねているものをも取り入れていくこと。また、新味を求めて変化を重ねていく流行性こそが不易の本質であること。蕉風俳諧(しょうふうはいかい)の理念の一つ。解釈には諸説ある。

▽「不易」はいつまでも変わらないこと。「流行」は時代々々(じだいじだい)に応じて変化すること。

用例 猿簑(さるみの)の選を被りて不易流行のちまたを分かち、新風に臨みても幽玄の細みを忘れず<森川許六・風俗文選>

対義語 一時流行(いちじりゅうこう)

出典: 三省堂 明解四字熟語辞典(https://dictionary.goo.ne.jp/word/不易流行/

どう捉えるか?

正直、難しいですよね? ポジティブにもネガティブにも聞こえます。

皆様はどう思いますか? 本来の意味であれば……

変わらない精神を持って取り組めば、それは世に出回るんだよ。それが「不易流行」ってやつさ。

そうだね。大切なことだね。

しかし、「新味を求めて変化を重ねていく流行性こそが不易の本質であること」を強調すると……

もう新型コロナウィルスって存在自体が「不易流行」だよね。

うん……。変異株とかやだよね……。

とか……

自粛することが「不易流行」なったらやだよね。

もう……。早く普通に出かけたいよ……。

のように使えてしまいます。

認識を誤っているのでしょうか? そう考えているのは私だけかもしれません……。

国語辞典では、また視点が異なっての説明がされています。

意味(国語辞典)

不易流行(ふえきりゅうこう)

蕉風俳諧(しょうふうはいかい)の理念の一。新しみを求めて変化していく流行性が実は俳諧の不易の本質であり、不易と流行とは根元において結合すべきであるとするもの。

出典:小学館 大辞泉(https://dictionary.goo.ne.jp/word/不易流行/

 

「不易」≒「流行」

哲学的です。どうとでも解釈できるところが怖ろしくも感じます。

「解釈には諸説ある」らしいので……。

俳句のみならずに用いられている「不易流行」は、今一度、意義を見直さなければならないかもしれません。

少々暗い話題を失礼しました! ポジティブに捉えて明るくいきましょう!

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