【雑学】言い訳に使える「春眠暁を覚えず」の正しい意味

四月は急に暖かくなってきて眠くなりますよね。

「『春眠暁を覚えず』だよ!」との言い訳は使えます。 正しい意味は「春は眠くなる」でしょうか。

あながち外れではありませんが、由来を学んでみましょう。

漢詩「春暁」(しゅんぎょう)

「春眠暁を覚えず」は、中国の孟浩然(もうこうねん/もうこうぜん・689年~740年)の有名な漢詩「春暁」の冒頭だったのです。

書き下し分

 春眠暁(しゅんみんあかつき)を覚えず 

 処処啼鳥(しょしょていちょう)を聞く 

 夜来風雨(やらいふうう)の声     

 花落(はなお)つること知る多少    

意味

「しゅんみん【春眠】 暁(あかつき)を覚(おぼ)えず」

(孟浩然の「春暁詩」の「春眠不レ覚レ暁、処処聞二啼鳥一」から)

春の夜は短い上に、気候がよく寝心地がよいので、夜の明けたのも知らずに眠りこんで、なかなか目がさめないという意。

※歌舞伎・鼠小紋東君新形(鼠小僧)(1857)五幕「春眠暁(しゅんみんあかつき)を覚(おぼ)えずと、詩に聯(つら)ねし如く、春の睡気にとろとろと一睡催し」

「精選版 日本国語大辞典」から引用

面白いですよね。やはり、寝坊の言い訳を格好よく述べたみたいです。

一般常識?

「この漢詩、中学生のときに勉強したはず!?」だ……ということにしておきましょう。

それも言い訳でもあり、だからこそ故事成語でもあり、諺(ことわざ)でもあります。

先人は知っていたのです。「春は眠い」と。

用例

存分に日常会話でも使ってみましょう!

例えば「ごめん、寝坊しちゃった! 『春眠暁を覚えず』だよ! もう春だね!」という具合にです。明るく言えば大丈夫です。遅刻も許してくれるでしょう。

 

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